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だこつのこべや
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鉄人28号白昼の残月を見ました。

ぼくのおやじは戦時中こどもで、敵戦闘機に機銃を撃たれた事があるそうです。
戦地ではなく、町中でです。側溝に逃げ込んで九死に一生を得たそうです。
そのおやじがぼくにいいました。「日本も悪かったからなあ」
これがぼくの個人的な戦争体験すべてであります。そのように思っています。

もちろん本などを読んで、
「いかに戦争とは云々」などをつらつらと考えることはあります。
だけれども
「おじいさんたちはエラかったのだアメ公が悪い」とぶちあげることはできないし、
「連合国ブラボー」ともいえないのであります。
ギブミーチョコレートが恥ずべき行為かどうか、コンビニでモノを買えるぼくたちが
いっていいものか。

ぼくにその心得がないのは甚だ恥ずかしい限りでありますが、
フィクションでありますから、想像をして、自分の意見を述べる事は重要であろうと思います。
しかしながら、誤解を恐れずいえば、
鉄人28号の魅力は、そのような思想が感じられないところにあると思っています。

なので、どうしても平成鉄人の違和感は拭えないのです。
いわんとしていることは
「まあ、あなたがそのように思っているのであればしかたがない」というしかありません。

一方、「悪魔の手鞠歌」(だけではありませんが)
横溝正史作品には戦前、戦中、戦後、というように作品に密接に戦争(あるいは閉鎖された村)が
関わりますが、そのキャラクターの思想はあくまで個人的なものであり、
戦争自体を、あるいは世界を評価するものではありません。
しかしながらだからこそ、時代背景などをむしろ考察できるのであり、
深い悲しみや怒りを感じる事もできるのかなあと思うのです。
あるいはひとの執念を。

なんだかタテジワネズミみたいなことを書きましたが、
そうだな、ギルバートはもっと強いんじゃねえの。あいつウルトラマン(デザインが)だぜ。とか。
そんな感じでしょうか。

でも、平成版鉄人を見るとIGマリー制作に弾みがつくんですよ、
ぼくは鉄人28号に憧れてマリーを作っている訳ですので。
できるといいなあ。まだわかんない。あんまおもしろくできてないもんだから(笑
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